断熱材の防火性能

「防火性能で大事なこといえば、火事が起きたときに“燃えないこと”と考えてしまうのが、専門家でない人の「普通」の感覚だと思います。
しかし、建築基準法によれば…

  • ・非損傷性…崩壊しない
  • ・遮熱性…裏面に熱を伝えない
  • ・防炎性…火炎が貫通しない

実は3つの要素から判断しなければなりません。
たとえば、材料自体が燃えなかったとしても、炎で溶けてしまったり、高温になって接触している柱や梁を燃やしてしまうようなら、安心な材料とは言えないのです。
住宅建材には、国土交通省の基準に基づいて【不燃】【準不燃】【難燃】といった区分で認定を得たものがありますが、実際に燃やしてみればその優劣は一目瞭然です。

【繊維系】

グラスウール
グラスウール
グラスウール
燃えないが、高温になる 長い時間燃やし続けると溶ける
羊 毛
羊毛
羊毛
延燃はないが発火する 溶けて損壊し、煤ができた
セルロースファイバー
セルロースファイバー
セルロースファイバー
燃えない、黒く炭のようになる 黒くなった表面の後ろは
ほとんど影響がない

【プラスチック系】

発泡ウレタン
発泡ウレタン
発泡ウレタン
黒い煙を上げて発火 長い時間燃やし続けると溶ける
発泡ポリスチレン
発泡ポリスチレン
発泡ポリスチレン
黒い煙を上げて発火 短時間で熔融してしまい、
炎の熱が材料の裏面にも
伝わっている

防火性能で違う安全性

煙に巻きこまれる人

建材が燃えないことも大事ですが、火事で一番怖いのは煙なのです。
火災で犠牲になった人のほとんどが煙に巻きこまれるケースであり、その煙自体が有毒なガスである場合には、吸い込むと意 識を失って命を落とします。
住まいを包み込む断熱材ですが、もちろん自然素材を主体としたものならば、有毒ガスを発生するといったことはないため、防火性能とは異なる視点からも安全な材料と言えます。

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